元ジャニヲタのブログ

もう一度夢を見たくて眠る

ジャニヲタ誕生から夢が冷めるまで

私は中3の時初めてジャニーズに興味を持った。始まりは大倉忠義。ちょうどDr.DMATの番宣をしていた頃だ。何となくテレビを見ていて何となく名前をググった。へえこの人関ジャニ∞のメンバーなんだ、錦戸亮って関ジャニ∞にいたんだ、そういえば渋谷すばるって聞いたことある気がするな。そこが原点。調べれば調べるほど情報が出てくる。2日ほどで丸山隆平安田章大の顔の違いがわかるようになった。家のみんなが寝静まった頃隠れて録画したジャニ勉を見た。今まで好きになったアーティストやアイドルは全て韓国人やイギリス人系統だったのでジャニーズが好きな自分を知られるのが恥ずかしかった。なんだか隠れてわるいことをしている感覚だった。この頃が一番楽しかったかな。そしていつの間にかメンバーの一人のファンになっていた。母や友人に関ジャニ∞にハマったことを知らせたのはこれから半年後。



高校生になった。お小遣いを使ってファンクラブに入った。携帯を持ち始めジャニーズウェブ登録し、ツイッターも始めた。ツイッターではとても仲の良に友達ができて情報を交換したり実際に会ったりした。中学生までの拘束がなくなり大人になった気がした。高一の秋頃だろうか、彼が大好きでいつの間にか他人が彼のことをつぶやいていることに嫌悪感がさしてきた。同担拒否の始まりだ。



700人ほどフォロワーがいたアカウントを消して新しくアカウントを作った。他担だけと仲良くし、リツイートで回ってくる同担のアカウントはミュートする。友だちが同担の子と仲良くしているのを見るのが辛かった。彼が大好きだった。こんなに大好きなのは私くらいしかいないと本気で考えていた。これだけ好きだったらいつかは繋がれるんじゃないか。年齢差15歳、未成年、地方住み。全く可能性がないことに気づかなかった。



コンサート会場の地面にたくさん団扇を並べて写真を撮って加工する、友だちと双子ヘアメ、コスプレして参戦、歴代チケットの半券を並べた画像をヘッダーにするのに憧れた。周りの子は積んで飛んでコンサートに通った。

「私もしたい」

それからたくさんの時間とお金をはたいた。リサイタルには結局全会場行った。各公演2桁ほど積んでそれなりに良い席に入った。田舎から新幹線やら飛行機で飛んでホテルに泊まったので合計金額は計り知れない。行ったという事実に満足しジャニヲタをしている自分が好きだった。コンサートに通って良席に座ったからといって繋がれるわけではない。ペンライトの波の一つの光でしかない。私はマイク越しの声しか聞いたことがない。



好きで好きで仕方がない。情報垢にも掲示板にも手を出した。「好きだから」その感情だけに従って動いた。たくさんの人を裏切っては悲しませた。知りたくない情報もたくさん知った。その度に実生活に支障がでるほど胸が苦しくなった。情報は定かでない。しかしあの頃は必死だったため本当かどうかなど考える余地がなかった。好きが、ねじ曲がった愛に変わり。何故これほど苦しんでいるのか。自分を見失った。好きなのに考えれば考えるほど、調べれば調べるほど辛くなる。どうすればいいか分からなくなった。その時あるフォロワーのあるツイートを見て時が止まった気がした。


『(当時の関ジャムを見て)もしうちらがエイトと共演できたらエビ中の子と同じように扱われるんだよね。同じ年代だし。』


今まで気づかないようにしていた事実。この一つのツイートで目が覚めた。なぜか涙が止まらなかった。現実を見ないようにしていた自分にやっと気付いた。同じラインに立つことはできない。こんなにも当たり前のことなのに気づかなかった。意識的に彼を考えることをやめた。担降り。



一ヶ月もせず彼がいない生活に慣れてしまった。高校三年間(ど新規なのにつらつらと嘆いていて恥ずかしい)毎日彼を想っては嘆き騒いだ。友達と遊ぶお金を削ってお小遣いを貯めた。彼氏はもちろんできなかった。コンサートに通うため部活をやめた。家に帰ってはツイッターと掲示板しか見ていなかったせいか成績は学年1桁から底辺にまで下がった。何かを失ってしまった。それだけをぼんやりと感じていた。



そして今に至る。大倉忠義から関ジャニ∞のあるメンバーを好きになったあの日から数えて4回目の春を迎えようとしている。彼が見ている空と同じ空を見たかったので東京の大学を選んだ。志望ランクから3つほど下げた大学に通う。あの頃の私なら上京できることに喜んでいるかもしれない。彼に近づきたいほどの愛情がない今、東京に何の魅力も感じない。生きがいが見つからない。それでも彼はアイドルというお仕事をし、たくさんの女の子に夢を見させている。私より、私たちより10歩も100歩も先を進んで見据えている。灰色の街にいる彼。テレビから笑い声が聞こえてきた。彼だ。平行線上にいる彼を思い出した。